傾斜角を持つ固定歯と動歯の間に材料塊を投入し、粉砕歯を顎（jaw）のように動かして圧縮剪断力で破砕する粉砕機です。ケーシング側面に傾斜して配置された固定歯と、偏心シャフトに連結された動歯が対向して配置されています。偏心シャフトの楕円回転に伴って動歯は上下運動を行います。この運動でケーシング内の材料が、動歯と固定歯の先端に移動し圧壊されます。粉砕サイズは、固定歯と動歯のクリアランスで調整します。動歯背面にはトグルクランプ機構が配置され、ケーシング外側の調整ナットでスライドさせ固定歯と動歯の間隙を調整します。ケーシング内に材料塊を充満させながら連続的に粗砕を促進させます。

●粗砕～中粉砕の用途が対象となります。
●セラミック歯は、粉砕時の金属コンタミが発生せず電池材料や触媒・セラミック、高純度無機材料の粉砕に最適です。