PRODUCTS製品案内
メディアレスディスパーサーMedia less disperser
セラミックライニング施工された複数のチャンバーへ、スラリーを段階的に強制通過させて分散と粉砕を促進させる湿式分散機
- 製品スラリーと粉砕メディアの分離が不要。
- メディア摩耗や欠けによるに起因するコンタミネーションが発生しない。
- 粉砕メディアを使用しないため、消耗品費が発生しない。
- ローター回転とスラリー供給量の条件管理で、安定した分散･粉砕が可能。
標準対応
連続処理
スラリー循環
自動切替
湿式対応製品
インバータ
可変速
製品概要
メディアレスディスパーサーは、セラミックライニング施工された5室の分散チャンバーと各チャンバーを貫通するローターで構成されています。隣接する分散チャンバーは配管で連結され、ローターにはセラミック製の分散ディスクが装着されてます。
スラリーは、ローター回転により隣接チャンバーへ段階的に輸送される過程で、分散ディスクとチャンバー内壁のステーターポケット部で剪断力と流動差速を受け、粉砕と分散が促進されます。各チャンバーを通過後、終端チャンバーの吐出ポートから排出されます。
＊弊社本社工場には、アルミナ仕様のテスト機を常設しております。
1. 内部構造図
2. 分散チャンバー（5室）
1. メディアレスディスパーサーは、5室の分散チャンバーとローターで構成されています。
2. 分散チャンバー上部には、隣接チャンバーへスラリーを供給する配管とバルブが連結されています。
各チャンバー上部のスラリー圧力計と供給バルブ開度により、分散条件を調整します。
3. 分散チャンバー模式図
4. ステーターと分散ディスク（Al2O3製）
3. 分散チャンバーのステーターと分散ディスク外周にはポケット加工が施され、ステーター内壁頂部には終端突起があります。スラリーは、分散ディスクの回転によりポケット部でカルマン渦を発生しながら、回転に伴う剪断力と流動差速を受けてチャンバー内を移動します。
4. ステーターとディスクは各種セラミックで製作可能。
左図は、メディアレスディスパーサー（MLD）とボールミル（BM）によるスラリー材料の湿式粉砕の粒度分布比較となります。
＊スラリー材料を、6.2μmから3μmまで粉砕するのに要した時間は
BMでは16時間（3.9μm）に対し、MLDでは24分（3.1μm）BMの 1/40で粉砕完了。
＊粒度分布については、BM、MLDともにほぼ同傾向となりました。
左側のピークについては、粉砕に伴う微粒子の2次凝集と考えられます。
仕様
- 型 式
- MLD-2045
- 寸 法
- Φ300×480L ＊@70W×5室
- 動 力
- ローター駆動：11(kw) 1,600(min-1) at 60(Hz) インバータ可変速
- ローター
- 寸 法：Φ216×70L 材 質：Al2O3 CIP成型
- ステーター
- 寸 法：Φ260×Φ225×70L 材質：Al2O3 CIP成型
- 制 御 系
- 電磁流量スラリー制御、スラリー温度・圧力監視、流量/電流値/回転トレンドデータUSB保存
オプション対応
■ 乾式 ／ ■ 湿式 ／ ■ 熱 ／ ■ ガス ／ ■ 材質
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分散チャンバーライナー及びディスクの材質選択が可能です。 セラミックでは、Al2O3やZrO2などに製作対応します。 |
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スラリータンクを追加し、1パス運転もしくは循環運転モードの選択切換が可能です。 |
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洗浄水タンクを追加し、運転完了後に自動洗浄することが可能です。 洗浄初期の高濃度排水を製品ラインへ移送し、その後希釈された洗浄水を洗浄水タンクへ投入します。 |
※上記オプション対応が可能です。各仕様は、別途詳細打ち合わせに基づき決定いたします。弊社営業までお問い合わせください。
シリーズ
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| 型式 | 処理流量（L/min） | 電動機（kw） | 外形寸法（mm） | ||
| 機長 A | 機幅 B | 全高 C | |||
| MLD-2045 | 50 | 11 | 1,400 | 900 | 600 |
| ＊処理流量は、材料や目標粒径により異なります。 | |||||
| ＊仕様検討にあたり、スラリー物性（濃度・粘度）処理流量、目標粒径などをご提示頂きます。 | |||||
※上記型式以外にも各種ラインアップを揃えています。
